料理はシェフにおまかせ!住まいづくりは?? 【福島の家づくり】

   

こんにちは!
担当の渡辺です。

久々の投稿となりました。
本当にありがたいことに多くの皆様とお仕事をさせていただいており、
こちらの更新が遅れてしまいました。
どうしても弊社と、私と住まいづくりを進めてくださることを決めていただいた
皆様との時間が優先的になってしまいまして・・・

今日は「料理はシェフにおまかせ!住まいづくりは??」について書かせていただきます。

結論、仕様や素材選定は工務店にお任せください!
料理人の方に調理方法を指示されるお客様はおそらくいらっしゃらないと思います。
しかし、住宅業界は不思議なもので決定権をお客様に委ねたがる部分が往々にしてみられます。
より美味しく、お客様の胃袋と心を満たすのが料理人であれば、
工務店は住まいに関わる安全・健康・低燃費によって皆様の生活に寄り添わなければなりません。

そんな中、最近の質疑やお問い合わせの中で思うことが大きく分けて2つあります。
1つ目
見積金額の削減案についてです。
プランを作成しお見積りを進める中で、どうしても考えなければならないのがコストです。
プラン打ち合わせを重ねていくと必ずぶつかってしまう壁が延べ床面積がどうしても大きくなってしまうこと。
理想の住まいを図面に反映していけば十中八九大きな住まいになってしまうのは当然です。
私たちはご要望をお預かりした際には間延びする部分やデッドスペースを削減したり、
使い勝手を考慮し縮小案を常に考えながらお話をさせて頂くようにしています。
そしてお見積りの提出となった際に金額の削減案を考えることも必ずと言っていいほど通る道となります。
キッチンやシステムバスのグレードを再考するか、断熱仕様を変更するか、坪数削減を考えるか、
何を残して何を変えるかは工務店によって違います。
あるあるなお話として、結構簡単にサッシのスペックダウンや断熱材厚みの変更など提案してしまう
工務店さんが未だに多いみたいです・・・(それがやってはいけない提案だという認識が無いのかなと)
この場合、弊社・私とお施主様のお打合せの中で、
「性能や仕様はこのままで、坪数で調整していきましょう!」
この結論になるケースがほとんどとなりました。
お施主様の情報収集能力が多くの意識の変わらないプロ達を追い越しているのが肌で感じられます。
前述の「性能や仕様はこのままで、坪数で調整していきましょう!」と言っていただけるお打ち合わせを
重ねてこれるかどうかが本当に大切で、その分私たちは全力で性能も仕上がりもお施主様に満足していただける
住まいを提供しなければなりません。
お施主様の本気度に感謝とリスペクトの気持ちを忘れずに、ベストを尽くすのみです。

2つ目
素材選びや仕様選定についてです。
どうしても高性能住宅は良い資材を使うため、どの部位にもグレードを下げても性能が確保できる余地が見え隠れします。
弊社の場合ですと、断熱材をグラスウールにするか羊毛にするか、気密シートを透湿気密にするか防湿気密にするか、
内装仕上げを塗り壁にするかビニルクロスにするかなどのご質問が多いです。
このようなご質問を受けさせていただきつつ、夏型結露や長期的な温熱環境の劣化対策などのお話も皆様の疑問点として
挙がってまいります。
一つ一つに対し、より良い仕様選定をしていくと、やはりグラスウールは羊毛へ、気密シートは透湿気密へ、
内装仕上げは透湿抵抗の低いものへと戻っていくしかなくなってしまいます。
確かにグラスウールに防湿気密シートでも性能は出ますし快適になります。
ビニルクロス仕上げでも何不自由はありません。
しかし、お施主様が求めるより良い住環境と弊社の仕様選定が合った時に、弊社がご用意しています仕様に
ご理解・ご納得をいただいております。
弊社・私は皆が使っているからその素材を選んだ訳ではありません。
フランチャイズのように予め仕様が決められていた訳でもありません。
これまでたくさんの方々に協力していただき、学びを得て、実践を重ねた結果としてこの仕様にたどり着いています。
弊社の住まいづくりは、本当にたくさんのプロフェッショナル達に協力をしていただいています。
私たちがご提案いたします仕様は星の数ある仕様の一つに過ぎませんが、組合せにはきちんとした
理由付けを持っております。
もし、ご興味を持って頂けましたら是非お問い合わせをお待ちしております。

(株)渡辺工務店
担当 渡邊